しぶとい十人の本屋
タイトル:
しぶとい十人の本屋
作 者:
辻山良雄
発売日:
2024-06-07
出版社:
朝日出版社
説 明:
「その人オリジナルの仕事をつくり上げている人たちですから、話には自然と思想や哲学のようなものが含まれます。だからわたしはこの本で、彼らの声を一本の糸のように縒り合わせるだけでよかった」
荻窪に新刊書店「Title」を開いて8年。ふと自分の仕事がわからなくなり、全国にいる仲間のもとを訪ねると、消費されず、健やかに生きるヒントが見えてきたーー。
読み終えるころにはきっと元気がでる、少し偏屈、でも愛すべき本屋を訪ねる旅。
「いまは、都会も田舎もそうなんだけど、コミュニケーションを欲している人たちに溢れている。本屋はそういう人たちの受け皿になれるんじゃないかなという思いでやっています」……高久書店 高木久直さん
「合理的であるほどスマートでカッコいいというイメージをみんなが持っている。しかしそれによって自分が職を失ったり、仕事からやりがいがなくなるということについてはみな無自覚ですよね」……誠光社 堀部篤史さん
「俺は“東京に色目を使う新潟”というのがよくわからなくて、あるときから東京の反対を向いたんです」……北書店 佐藤雄一さん
【目次】
はじめに
1 気がつけば、自分の仕事がわからなくなっていた
2 もう生活そのものがどっぷりと本屋/走る本屋さん 高久書店・高木久直さん
3 自分の椅子を見つけた人/市場の古本屋ウララ・宇田智子さん
4 ほっとけないみのるさん/長谷川書店・長谷川 稔さん
コラム・旅の合間に1
5 「あまのじゃく」の真意/誠光社・堀部篤史さん
6 ふたりの、独立という旗/ON READING・黒田義隆さん、杏子さん
7 本の未来が長野にあった?/ブック・コーディネーター・内沼晋太郎さん
コラム・旅の合間に2
8 「鈍」で「素人」な四十三年/定有堂書店・奈良敏行さん
コラム・旅の合間に3
9 生きるかなしみーそしてよろこび/北書店・佐藤雄一さん
おわりに
Recomended Books ミステリー・サスペンス
Recomended Books ノンフィクション
Recomended Books 雑誌
モーニング 2024年21・22号 [2024年4月25日発売]
モーニング編集部/出端祐大/濱田轟天/瀬下猛/ツジトモ/綱本将也/見ル野栄司/アビディ井上/稚野鳥子/須賀達郎/福本伸行/榎本あかまる/泰三子/竹村優作/ヨンチャン/なきぼくろ/とりのなん子/NON/山村東/NUMBER8/石田点/宮川サトシ/川/株式会社オチアイ企画/江口夏実/藤本正二/JuanAlbarran/糸川一成/弘兼憲史/諏訪符馬/伊藤一角/今村翔吾/立沢克美/うえやまとち/矢部太郎
ヤングチャンピオン 2024年10号
志名坂高次/キューライス/カレー沢薫/草下シンヤ/山本隆一郎/大和田秀樹/野口賢/酒井義/林いち/高橋ヒロシ/サレンダー橋本/理央/沢辺有司/佐田正樹/ゆうはじめ/井口達也/みずたまこと/綱本将也/谷嶋イサオ/よしだもろへ/柚木涼太/星野泰視/葉月京/鈴木大/矢田ネドコ